建設工事における基礎工、山留工あるいは廃棄物処分場等において局所的な地下水の流向、流速を知る必要な場合があります。地盤内の地下水面、地下水流動は決して目視できないことから、水温、溶質濃度の経時変化により、間接的に把握することが行われます。

河川内での場所打ち杭施工にあたり、コンクリート打設の可否の検討のために流速を測定した事例。測定原理は孔内水を昇温させ、深度〜水温分布の変化により地盤内地下水流の流速を間接的に求めるもので、比較的流速の早い帯水層に対して適用性が高い調査法といえます。

温度検層
【流動層の判定】
【測定結果】
【試験状況】

沖積低地において施工され遊水池内への漏水調査に適用した例。孔内に溶かした塩化ナトリウム濃度の変化は止水矢板の漏水個所よりの回り込み、鋼矢板に沿って上昇する浸透流と解釈されました。この事例では漏水の原因は鋼矢板打設時の傾きによるセクションの離れが原因とされ、調査結果にもとづく漏水個所の鋼矢板の再打設により止水が確保されました。

地下水検層
【測定状況】
【測定結果の解釈】
【測定結果】
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