調査方法
測線は、地下の状態を解析したい地点の直上に、直線に設定し、約1m幅で枝払い程度の伐採を行う。
ダイナマイトの爆発(浅い部分の調査はハンマー打撃)により、地表部に人工地震を発生させ、測線上の5m毎に置かれた受振計に、振動が到達する時間を観測する。
ダイナマイトを使用する場合は、あらかじめ自治体に申請(2〜3週間)することが必要で、地権者の同意書なども必要になります。
調査対象
トンネル部分・切土部分など。
調査内容
得られた弾性波速度層より土砂、軟岩、硬岩の分布状態を推定し、岩盤の良否、切土面の検討や掘削性の判定などの検討基礎資料とする。
問題点
地下水の影響や不規則な成層状態の部分は、解析誤差を生じるため、副測線を交差させ設置するか、ボーリング調査を併用して補正する。